パテントアンブレラ

それ以外にも他の特許事務所とは大きく違う点があります。それは、企業一つひとつの知財の面倒を見るというよりは、支援する企業の知財を全体で一つのパテントプールとして管理、運用していくという点です。これを DiPL では『パテントアンブレラ』と呼んでいます。

    

ここでは、DiPL の特徴であるパテントアンブレラを紹介します。

パテントアンブレラ

パテントアンブレラとは複数の企業の知財を個別ではなく、1つの集団のものとして管理、運用する試みです。参加企業は、シェアリング知財部のような形で、DiPL を利用できます。

パテントアンブレラの5のメリット

低コストで出願、特許戦略を行える

DiPL のサポートを受けながら発明の発掘、出願発明の精査、先行技術調査、特許出願、権利化、ライセンス対応まで「出し放題」の状態を作ることができます。社内に知財部ができるまでは、知財業務をアウトソーシングできます。これらにかかる費用は、DiPL に出資された費用で賄います。スタートアップ側の負担はかかりません。

ドローン領域の専門家による戦略的なアドバイス

ドローン技術、ビジネスに明るい知財担当からアドバイスが得られます。また、DiPL は複数のスタートアップを担当しているため、ドローン領域の全体の技術トレンドやビジネスの流れを俯瞰し、スタートアップに適したアドバイス、知財戦略が得られます。

自社だけでは構築できない強力なパテントプール

複数の企業の特許を DiPL が共同保持するということで、1社では難しい専門領域に渡る複数の特許を持っている状態を作り出せます。強力で多くの知財で構成されたパテントプールがあることで、競合企業や保持している特許を利用したいという外部企業に対して、アドバンテージを持って対応することができるようになります。

パートナーシップの促進

DiPL は DiPL に参加するスタートアップが事業領域を補完する形でグループを形成します。ハード、内部のソフト、外部システム(管制システム)といった別々の強みを持つ企業を集めることで、自社ではカバーできない範囲の技術に関して、パートナーシップを組むことが容易となります。

ライセンスによる収益

権利化した知財を DiPL が窓口となりグループ内の知財を一括して他社に提供します。これにより、発明を収益化することができます。事業領域に関する複数の知財を持っているため、より収益が上げやすい仕組みとなっています。

パテントアンブレラは防衛手段でもあり、効率的に収益を上げるための装置でもある

各スタートアップが取得した特許を DiPL が窓口となることで、1社では到達が困難な強力で広範囲に渡る集団的防衛パテントプールを形成します。これにより、競合となるポートフォリオを持つ大企業や他国企業とクロスライセンスを行えるようになります。事業にとってマイナス要因となる不要な特許紛争を回避するだけではなく、協業や提携を行うことができるというプラス要因になるのです。これにより、防衛するだけでなく、他社のライセンスを利用し、自社のビジネスを促進するための武器を手に入れることができます。

共同出願によりスタートアップの負担を軽減

DiPL がユニークな点は、単なるコンサルティングや知財業務のサポートをするだけではない点です。スタートアップが持つ発明を精査し、その発明がその企業の事業の『コア』となる発明なのか、コアまでは行かないが『重要な発明(周辺)』であるかを判断します。コア技術に関しては企業独自の特許として出願し、それ以外の発明は『周辺特許として、企業と DiPL の共同出願という形で出願を行います。

どんな強くても1件の特許は脆弱である

特許の性質上、企業がそのビジネスのコアとなる発明に対して1件の特許を取得したとしても、1件だけでは特許効果は低くく、参入障壁も脆弱です。そのため、コアだけでなく関連する周辺の複数の技術も合わせて特許を保持するのが望ましいのです。しかし、複数の特許を取るには、調査や出願作業、費用などの負担も増大します。特に、スタートアップのようなリソースを知財に割けづらい企業ならなおさらです。

このように、DiPL に参加することにより、知財に関する防衛と収益化を効率良く行う事ができるようになります。